トピックス

硫化水素が人体に与える危険性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

硫化水素中毒について

*硫化水素は身近な所にある有毒ガス
 硫化水素ガスは自然界のいろいろな場所で発生しています。身近な所では温泉、火山、下水や排水処理施設など様々です。また、港湾・河川・運河・その他の浚渫作業などで汚泥を撹拌すると化学反応により、急速に高濃度化した硫化水素が空気中に発散することがあります。硫化水素は濃度によって臭覚の麻痺、眼の損傷、呼吸器の障害、神経毒性などを引き起こし、人体に致命的な影響を及ぼす毒性の強いガスです。

臭覚の麻痺

*硫化水素は臭いを感じなくなる
 硫化水素は濃度0.3ppmくらいで誰もが臭いを感じ、20~30ppmで臭細胞の疲労により臭覚が麻痺し始め、濃度(臭気)の増加を感じなくなり100ppmでは臭細胞の麻痺によって硫化水素の不快臭が緩和される状態になります。

眼の損傷

*硫化水素は低濃度でも危険
 硫化水素は10ppmくらいの濃度でも眼の粘膜に刺激症状(かゆみ、痛み)を感じる場合がありますが、これは硫化水素が眼の粘膜の水分に溶けて硫化アルカリに変化して角膜、粘膜の組織破壊を引き起こすためです。50ppm以下の濃度でも長期間暴露すれば、視野が不明瞭、まぶしさが増して「ガス眼」(結膜炎)の症状になります。

呼吸器の損傷

*硫化水素は呼吸困難に陥る
 硫化水素は濃度20~30ppmで鼻粘膜に乾燥感と痛みを感じ、咳など肺の刺激症状が現れ始めます。100ppm以上を長期間暴露すれば咳、痰など気管支炎、肺炎になり250ppmを超えれば咳や痰が増え肺水腫になって、呼吸困難から窒息の危険性が高まります。肺胞粘膜は薄いので硫化水素に破壊されやすく肺水腫が発症します。肺水腫は100ppmで48時間、300ppmでは1時間、600ppmなら30分で起こり、肺に酸素の取り込みが困難になり窒息死となります。

神経毒性

*硫化水素は意識障害から死亡の原因になる
 低濃度の硫化水素は肺胞から血液に入った場合は、酸化により無毒化されるので即座に脳神経障害には至りませんが、長期間継続的に暴露した場合は何らかの障害(眼、皮膚など)が生じます。しかし、700ppm以上になると酸化が間に合わないため、硫化水素が脳神経に直接作用して意識障害、呼吸麻痺を引き起こします。1000ppmでは意識喪失、呼吸停止、死亡、2000ppm以上なら即死状態になります。

コルラインとは

関連記事

硫化水素除去の脱硫脱臭メカニズム

硫化水素除去の脱硫脱臭メカニズム

硫化水素脱臭フィルターコルラインの特徴

硫化水素脱臭フィルターコルラインの特徴

硫化水素除去フィルターコルラインの使い方

硫化水素除去フィルターコルラインの使い方

硫化水素除去フィルターコルラインの形状

硫化水素除去フィルターコルラインの形状

硫化水素と悪臭防止法

硫化水素と悪臭防止法

会社案内

会社案内