お客様からお問い合わせの多い主な内容を記載しております。
その他にお知りになりたいことが有れば、お気軽にお問い合わせください。

コルラインの仕様・使い方について

フィルターに、処理する気体(硫化水素や悪臭)を通すだけです。必要なフィルターの充填量などは弊社が計算しますのでお問い合わせください。

硫化水素の除去専用にSC-05MN、硫化水素と臭気などの除去用にSC-06HKがありますので、用途に応じてご検討ください。

標準品として丸形Φ320×H250㎜、角形W320×D250×H250㎜を用意しています。
その他製作可能サイズは、丸形は約Φ50~600㎜程度、角形は設計されたフィルターの総充填量に合わせて1個のサイズを決めて製作します。これら以外のサイズでも可能な限り対応します。
丸形・角形とも1個の高さ(ガスが接触する長さ)は125・220.250㎜を基準にしています。
大型になると、積み重ねることで高くしていきます。

主に、源ガスの濃度と出口濃度 風量 期待寿命から決めます。
上記のほかに温度、湿度など現場の状況を教えていただければ、容量等の計算を弊社にて行いますのでお問い合わせください。

除去率(出口濃度/入口濃度)はフィルターの使用条件により異なります。

条件によっては 稼働直後なら100%除去可能でも、1時間で50%を切る場合もあります。
入口濃度 使用風量 使用目的 期待寿命 などの条件をいただければ最適なフィルター容量を選定いたします。

フィルター単体では特に制約はありません。
装置としての実績では~25m³/minです。硫化水素の濃度によりフィルターサイズを決定しますので、同じ風量でも装置の大きさがが変わります。
お問い合わせいただければ対応を検討させていただきますので、一度お問い合わせください。

循環型の場合 2年程度を目安に交換をおねがいしています。
周辺濃度などによっては短くなる場合や長くなる場合もあります。

そのほかの場合 見積時依頼された条件(ガスの濃度・処理風量・フィルターの充填量など)で計算しますが、濃度変化や複合ガスの種類などで計算された数値とは異なることが多く保証できるものではありません。

現場で出口濃度を測定することで、交換の判断をお奨めしています。

標準型脱硫装置については 六角棒レンチ などがあれば簡単に交換可能です。
特注の装置についても、基本的には 六角棒レンチ スパナなど一般工具があれば交換可能です。

有償にはなりますが、交換作業に伺うことも可能です。

標準型については 動画をアップしているものもありますので、参考にしてください。

 

フィルターは直射日光などがあたらない場所で 高温、高湿度の環境をさけ、水にぬれないように保管してください。
また、硫化水素がある環境での保管は避けてください。弊社の出荷状態は完全密閉ではありません。隙間から入る硫化水素によりフィルターが劣化する恐れがあります。

当該地区の廃棄物処理法に準じて処分してください。弊社で引取りや再生加工は行っておりません。

処理ガスはフィルターの性能低下と変形などを防ぐために、
・温度10~120℃、
・相対湿度30%以上(結露不可)
・有酸素状態
で使用されることをお奨めします。

低温・低湿度の場合は効果が著しく落ちる場合があります。相対湿度50%以下では性能低下がみられます。
無酸素状態で使用すると、性能の低下や異常発熱する場合があります。

脱硫の反応に水を必要とするため、ドライルームでの使用は困難です。
排気を処理するなどの場合は別途加湿をする必要があります。
湿度50%以上を推奨しています。

硫化水素除去そのものはできますが、注意が必要です。

コルラインは酸化鉄と硫化水素反応させ硫化鉄に変え、その後硫化鉄と酸素を反応させることで酸化鉄と硫黄に変化させています。
無酸素状態での脱硫は硫化鉄と酸素が反応ができないため、寿命が低下します。

また、高濃度で使用した場合 コルライン中に不安定な硫化鉄を大量にため込む場合があります。
交換などの理由で一気に酸素が流れ込むと一気に硫化鉄が反応し、発熱ます。最悪発火する場合があるため注意が必要になります。

お客様の中にはバイオガス中の処理をされているお客様もおられるので、空気以外でも処理は可能だと思います。ただし、弊社にノウハウがないため適切に対応できない可能性が高く、特に高濃度の場合は発熱発火の危険があるためお勧めしません。

湿度 酸素 がない状態では硫化水素の処理量が著しく低下します。
無酸素 高濃度で使用した後は発熱、発火の恐れがあります。

精密な電子機器では硫化水素がない状態=3ppbより下が望ましい環境ではあります。ですが、実際には困難な場合が多くあります。硫化水素濃度が下がればその分腐食が遅くなります。弊社としては3ppbより下にできることを目標に提案をしますが、お客様の予算やスペースの問題でゼロを目指さない場合もあります。ゼロにならなくても設備の寿命が延びている場合もあります。

機器のメーカーによっては、壊れた機器の調査依頼することができると思います。
他に、銅片、銀片などを一定期間現場に置き、変色の状態を確認することも有効です。硫化水素がある場合 銅片、銀片ともが黒く変色していきます。銀片の方が敏感に反応するように思えます。
工場内で硫酸などを使っている場合は硫化水素が原因である場合が多いです。

濡れた状態で使用すれば性能が低下しますので、乾燥されることをお奨めします。
乾かすことで、性能は回復します。

硫化水素除去を目的に使用されているのなら、基本的には可能です。
脱硫性能を満たすか容量等の計算が必要になりますのでお問い合わせください。

コルラインの購入方法、サンプルなど

目的、硫化水素の濃度(入口 出口)、処理風量、期待寿命、温度、湿度、酸素の有無、納入先、使用予定の施設などをお願いします。

コルラインは全国各地の様々な製造・加工などの工場、石油・ガス関連、排水・汚水処理場、ごみ処理場、研究所、発電所、温泉施設、テナントビル、マンションなど多種多様な業界で約30年の実績があります。
下記のページに導入実績と使用例を載せています。
合わせて、ご確認ください。

https://corline.co.jp/about_corline/example/

お打ち合わせにより、直販または商社様などを介しお届けしますのでお問い合わせください。

数量にもよりますがフィルターは基本ご注文から営業日14日以内。
小型の装置(φ500以下の丸型くらいまで)は設計承認後1~2ヶ月くらいが目安とお考え下さい。
大型のものになると、それ以上かかる場合もございます。
一度問い合わせください。
購入までの流れは下記のページに記載しています。
合わせて、ご確認ください。

https://corline.co.jp/flow/

原則、有償で提供していますので、必要サイズ・数量等ご連絡ください。使用条件等によっては無料でのサンプル提供も可能です。問合せください。

上記にない質問はお気軽に、電話・FAX・お問い合わせフォームからお問い合わせください。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。