濃度測定は重要

コルラインが燃えたトラブルです。

排水処理槽の掃除のために、槽内のスラッジをバキュームカーでくみ出す作業です。排気が匂うので、湿式スクラバーで処理後大気へ放出していました。

ですが、スクラバーでは臭いが取り切れず、周辺住民から苦情がきました。そこで、スクラバーの前にコルラインを設置していただくことになりました。

こんなイメージです

高濃度の場合発熱すること 無酸素状態で使用すると危険なことを説明し、事前に硫化水素濃度を測定していただき、大丈夫と判断して設置していただきました。

ですが、初めての使用日に燃えてしまったそうです。
30分ほど使っていると、スクラバー後の煙突から煙が上がっており、コルラインのケース(塩ビ製)が溶けていたということでした。

現地に行って、原因調査しました。
実際にコルラインが設置されたところで測定すると 数% の濃度の硫化水素が検出(予定外の高濃度で持っていた検知管で測定できませんでした)

発火の理由は 高濃度の硫化水素による発熱でした。

事前に測定していただいた場所は
1.タンク内
2.取り出したスラッジを容器に入れ攪拌した後の容器内
でした。
タンク内は低濃度でしたし、攪拌した後も1000ppm以下でした。

実際の場所では、バキュームカーの中でスラッジが激しく攪拌され、数%の濃度になったと考えられます。
後日、スラッジを激しく攪拌してみると、数%の硫化水素が検出されました。

可能な限り、実際に使用する場所での濃度測定をお願いします。