盤内を陽圧にしているのに!!

電子機器の腐食トラブルでお困りのお客様で、盤内を陽圧にしているのに電気トラブルが収まらないというお話をいただきました。
(弊社の製品 コルラインを使用のお客様ではありません)
思いつく内容を書いてみます。

1.陽圧になっていない
周辺の硫化水素濃度が高濃度の場合、密閉しても硫化水素がどこかから入ってきてしまい、盤内の機器を腐食させてしまいます。
そこで、陽圧化することをお勧めしますが、「密閉作業を十分にしていない」「陽圧にするファンの容量が足りていない」などの場合陽圧になりません。
盤の内外の差圧を測定してみてください。

2.陽圧にするために入れている空気に硫化水素が混じっている
陽圧化する場合、どこかから空気を入れます。
「その空気は本当に硫化水素が混じっていませんか?」
送り込んでいる空気の硫化水素濃度を測定してみてください。

2-1 離れた場所からとってダクトで搬送してきています。
→その場所の環境測定しましたか?
硫化水素が発生する設備 施設があり、盤が腐食するということは、多かれ少なかれ漏れています。
空気の取り込み口の場所が本当にきれいでしょうか?
電子機器の腐食は極低濃度 臭いがしない程度でも 発生します。

2-2 浄化装置を通して送っています。
→1回通すだけで、硫化水素を除去する装置ですか?
1回通すだけで腐食がない極低濃度に下げるには大きい容量のフィルターが必要です。
(他社製品は詳しくわかりませんが)
電子機器の腐食対策商品の多くは循環させることを前提です。
商品の説明を一度見返してみてください。

3.原因が硫化水素以外の腐食性ガスだった。
電子機器を腐食させるガスは硫化水素以外にもあります。
電子情報技術産業協会では 腐食性ガスとして 硫化水素以外に「二酸化硫黄」「窒素酸化物」「塩素」「アンモニア」「オゾン」などをあげています。
他の腐食性ガスの測定をしてみてください。

盤の体積、写真、陽圧ファンの容量、陽圧化の構成、周辺環境、硫化水素濃度 などの情報をいただければ、
なにかしらの手助けができるかもしれません。
一度問い合わせをしてみてください。