硫化水素の侵入

硫化水素の侵入

屋外で硫化水素が発生していて、室内の設備がだめになるということがよくあります。電子機器が極低濃度でも影響があることと、隙間からの侵入があまりないと考えているお客様が多いです。「発生源側の窓は開けていないので大丈夫」という言葉をよく聞くのですが、隙間から硫化水素は侵入してきます。気密性の低い古いサッシや換気扇などから硫化水素は侵入します。

積極的に外気を導入しないボックスでも、硫化水素は隙間があればボックス内に入ってきます。シールなどのないボックスではすぐにボックス内と外は同じ濃度になります。

テストをしてみよう

すぐにってどれくらいだろう?一度テストをしてみようということでやってみました。
屋外を想定した1.8m³のテスト空間に容量約60リットルの金属ボックス(シールなし)とその中に測定機入れて設置。測定開始と同時に硫化水素を4~6ppmで調整しながら注入。空間内は空気が循環するようにファンを設置。

テストボックスはこんなのです。シールはありません。そこには5㎜くらいの隙間が空いています。

テスト結果

テスト結果はこんな感じになりました。
横軸が経過時間 縦が濃度PPB 22分で4500ppb(4.5ppm)。外(テスト空間)と同じになるにはもう少しかかりそうですが、あっという間でした。
私はこんなに急激に上がるなんて思っていませんでした。
隙間があれば硫化水素はどんどん入ってくると思ってください。気密性の低いサッシや換気扇の穴があったら入ります。