銀の硫化水素による変色

銀の硫化水素による腐食について

硫化水素による腐食

硫化水素は金属を腐食させます。特に銀や銅といった電子機器に使われる金属を「硫化」させます。
それが原因で電子機器が壊れることがあります。

今回は銀の変色の様子を見てもらおうと思います。
以前に銅の腐食も撮影しているので合わせてどうぞ

腐食の様子

「銀」の表面が「硫化銀」になることで色が変わります。

左が何もしていない銀片 光沢があります。
右が硫化水素により変色させたものです。

約400ppm(人体に影響のある高濃度)で3時間暴露させ、変化を確認しました。

銀は硫化水素により変色しやすいので、硫化水素濃度の高い現場で一日作業すると、シルバーのアクセサリーなどは黒っぽく変色してしまいます。

*銀の変色は「腐食」という表現が不適切ということなので「変色」に修正しました。

腐食の動画

腐食していく様子を動画で撮影しました。

興味があれば見てください。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。