ダンボールホッチキス

ダンボールホッチキス

「ダンボールホッチキス」ってご存知でしょうか?重量のあるものを入れているダンボール箱の固定に使われている大型のホッチキスです。
通常環境で錆びている姿をあまり見ないので、メッキしてるのだろうなぁと思っていました。

先日、硫化水素による腐食で困っていらっしゃるお客様のところに行ったとき、ダンボールホッチキスが真っ黒でした。そのときは何も思わないで「黒い芯もあるんだ。めずらしいなぁ。」とおもっていました。

ダンボールホッチキスの材質

客先を出てから気になりだしたのですが、「銅」でできていて、黒いホッチキスの芯は「硫化銅」なのではないか?
会社にあったダンボールの芯を外してみました。
はずした感じ、固いので おそらく「鉄」に「銅メッキ」だろうなぁ。磁石にくっつくし。

ググってみると「鉄に銅メッキ」が多いみたいです。

硫化させてみましょう

せっかく身近な銅製品が見つかったので、硫化水素ガスを当ててみました。

黒いホッチキスの芯 出来上がりです。上が硫化水素を当てた後、下が当てていないものです。違いが分かってもらえると思います。
300ppmくらいを数時間だけなので表面が黒くなっているだけです。

事務所に置いてある、ダンボールホッチキスの芯 黒くなっていたりしませんか? 黒くなっていたら硫化水素が原因かもしれません。硫化水素についてはこちらをご覧ください。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。