硫化水素濃度の単位

濃度の単位について

% パーセント

皆さんご存知の単位 % です。100分率と言われ、1%は100分の1 という意味です。
一般的に使われる単位ですが、硫化水素を扱う場合はあまり使いません。あまりに濃すぎます。1%の硫化水素は即死するといわれる1,000ppmの10倍になります。

ppm

硫化水素の濃度の単位ではよく ppm という単位を使います。パーツ・パー・ミリオン の略 ミリオンが100万なので100万分の1です。理系の人なら10のマイナス6乗 という方がピンとくるかもしれません。
ppmという単位会社によっては不良の発生率などに使われていて生産現場で働いているかたなどは身近な単位かもしれません。

ppb

電子機器の腐食対策では ppb という単位を使う場合があります。パーツ・パー・ビリオン の略で10のマイナス9乗です。ここまでくると 0.0000・・・なんて書き方では意味がわからなくなってきます。
電子機器では3ppbから影響があるといわれていて、極低濃度の硫化水素でも対策が必要になります。

演習問題

右図は硫化水素濃度と影響の図です。

問1 吸引すると即死する 1000ppm は 何%でしょう?

問2 臭いを感じる 0.03ppm は 何ppbでしょう?

単位ってなんだかわかりにくいですよね。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。