F80L デモ
今回、中和槽からの臭気の対策ということで、F80Lのデモ及び測定にお伺いしました。
中和槽の上に機械室があり、そこの臭いを取りたいらしいです。
ただし、この案件「懸念事項あり」です。
1.除去対象が臭い(硫化水素が原因かがわからない)
2.発生源(部屋の下の槽からの発生=除去してもどんどん入ってくるので寿命が心配)
また、F80Lの設置前後の数値比較をしたいらしいのですが、今回臭気の原因が「硫化水素」と確定されていないらしいので、「ニオイセンサー」も持っていきました。
いざ、測定の前に
長期間つかっていないので、「ニオイセンサー」を前日動作させてみました。スイッチ入れて数分待っても「数値がHH」これなんだろ?
説明書をダウンロードしてみると数値が高すぎるエラーらしいです。何かガスがあるのか?とりあえず実験用カラムと破砕活性炭でフィルターを作成。少し待つと数値が出てきました。
そのまま待っていると「ずっと数値が下がり続ける」。説明書を読むと「前回使用から1カ月以上空いていると数値が安定するまで時間かかる場合があります」とあります。とりあえず1時間くらい放置しました。
電池がなくなったので電池交換して、また1時間。ほとんど数値が変わらなくなりました。これで安心!
いざ、測定
当日、準備をして現場へ
まず、屋外の硫化水素を測定します。屋外は臭いませんでした。いつもの「ODOTRACKER」です。数値は 0.01以下。臭わないのでまぁ妥当
次は機械室内です。「ちょっと臭い」ですが、硫化水素は?数値は0.01以下で外とほとんど変わりません。
これは硫化水素が臭いの原因じゃない!ニオイセンサーの出番です。
ニオイセンサーで測定
ニオイセンサーです。
実はODOTRACKER測定から予想していたのでスイッチONで温まっています。屋外でゼロにセット(これを基準にします)機械室内にセット。
30分程度かかるらしいのでそのまま放置。。。
30分後 表示は「LL」。
「何なの?」とお客様。
「マイナスに働く干渉ガスの影響です。」と即答できました。予習しておいてよかった。
数値は測れませんが、(もともと定量測定できないセンサーですし)これが数値に戻れば効果ありということ。
F80L動作後に測定すると、数値が表示されるようになりました。
何のガスなのかわからないけど、取れているみたいです。
設置するかどうかは 人の鼻
臭いましになったように思うのですが、最終的には いつも作業している人 が「臭いましになりました」の一言でテスト継続決定。
ニオイセンサーより、人の「臭いましになりました」のほうが説得力があるみたいです。
臭いはお互い干渉しあったりするので正直よくわかりません。センサーに反応しない臭いもあるでしょうし、「臭いましになりました」が一番正しいような気がします。
今回のフィルターは硫化水素除去専用ではなく、活性炭含有のもの「SC-06HK」です。硫化水素以外も活性炭がとってくれます。ご興味のある方はご連絡ください。
無料貸出
もう最終週になりますが、弊社では現在、循環型脱硫装置の無料貸出を実施しております。
ご興味のある方は左上の「お問い合わせ」もしくは「キャンペーン」からお申込みください。本キャンペーンは終了しました。
硫化水素で困ったときはご連絡ください。(硫化水素以外の臭いでも)