粒状活性炭の圧力損失とコルライン

コルラインと破砕活性炭との比較グラフ

弊社の硫化水素除去フィルターコルラインはコルゲートハニカム構造で圧力損失が低いです。右は破砕活性炭(8-32メッシュ)と比較したグラフです。(昔ホームページに載っていました。)

圧倒的に圧力損失が低い!ということを強調するためのグラフです。何も嘘はなく自社で試験した結果を公表していました。

他の活性炭(添着活性炭)との比較をしてほしいとの話があり、比較をしました。

活性炭同士の比較

活性炭と言っても、粗さや形状で圧力損失は変わってきます。私たちが選んだ破砕活性炭と比べ今回比較した結果が違うのは当然。

今回依頼された活性炭は粒が粗く、円柱状に成型したものなので、圧力損失は結構変わってきます。

粒の大きさと形状ごとで比較してみました。

活性炭の粗さ(粒の大きさ)の影響

今回比較に使用している活性炭は粒なので粒の大きさがポイントになってきます。8-32が大きさです。数字が大きいほど細かい。

某活性炭メーカーでは破砕活性炭の大きさが3種類あり、その真ん中が8-32です。それと比較したものが先の図です。ただ、もっと粗い4-8というものもあります。

4-8と8-32を比較するとこんな感じです。

結構ちがいます。

活性炭の形状

活性炭を成型し、球体 円柱状にした活性炭があります。破砕活性炭と比べると圧力損失は小さくなります。

比較に使用した 破砕活性炭と円柱活性炭はこんなのです。
右:円柱状 左:破砕 です。

比較的近いサイズなので形状の差そしと比べるとこんな感じです。

コルラインと比較すると

総まとめ コルラインと円柱状の活性炭4-6 を比較すると、こんな感じです。

はじめの圧倒的感がなくなって、コルラインにも圧力損失があるのが見えます。

それでも差は歴然。ざっくり1/6くらいになります。

圧力損失を基準に性能を比較すると、硫化水素の除去性能では負けません。体積では当然大きくなるのですが。。。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。