銀の黒ずみとり

硫化銀

銀は硫化水素に触れると硫化銀になり、黒く変色します。シルバーのアクセサリーなどが黒くなるのも、硫化水素が原因だそうです。
銀は銅にくらべ硫化しやすいので、硫化水素の有無を現場で確認するのに使うことがあります。長期間置くことで極低濃度でも反応します。

今回は現場や実験で黒く変色した硫化銀を元どうりにしようと思います。

準備するもの

準備するものは

重曹、お湯、アルミホイル、入れ物(今回はビーカー)

表面が硫化した銀

 

やり方

やりかた

1.ビーカーの底にアルミホイルを敷く
2.お湯を注ぐ
3.重曹を入れる
4.表面が硫化した銀片を入れる
5.少し混ぜて 待つ

もっと詳しく知りたい人は「重曹」「硫化銀」などのキーワードで検索すればいろいろ出てくると思います。

混ぜているとき、硫化水素の匂いがしたので、硫化水素が少量発生していると思います。換気の良い場所でやってみてください。

結果

きれいになります。新品とおなじようになるわけではありませんが、真っ黒の状態からは大きく改善されます。

研磨剤などで磨くことで、ピカピカに戻すことができると思います。

余談ですが、昔、シルバーアクセサリーを同じようにして、きれいにしようとしました。きれいにはなったのですが、深い部分の黒色が取れかなりイメージが変わってしまい、それから使わなくなってしまいました。
アクセサリーなどをするときは十分注意してください。

硫化銅

硫化銅も同じようにきれいになるかと思いやってみました。

銀の時のようにすぐには反応がありませんでした。

30分くらい放置すると表面をこすると黒い部分が取れるようになりました。右は未処理のものと、処理後拭いたものです。右側(処理後)のほうが少しきれいになっています。

銀のようには反応しないし、今一つきれいにはなりませんでした。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。