下水中継ポンプ場の臭気

発生状況

下水は下水処理場まで自然の勾配で流していければ最良なのですが、実際には掘削の深さを減らすため途中でポンプアップする必要があります。その際に下水の臭いがマンホールなどから漏れる場合があります。 ここでは、下水中継ポンプ場にて、マンホールから上がる臭気に周辺住民より苦情が来てしまいました。

原因

マンホールの硫化水素濃度を測定すると最大で数百ppmあることから、硫化水素が主原因と判断されました。

対策

1  硫化水素の発生を減らす

ポンプ場より上流の段階で、臭気の原因である硫化水素を減らすための薬剤を投入するなど減らす方策を検討ください。
2  ポンプ場からの流出を減らす

ポンプ場の排気に硫化水素除去装置を設置し、流出を減らすことの可能です。

濃度次第ですが、高濃度の場合は二つとも対策をとる必要があります。

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コメント

高濃度の硫化水素を臭いのしないレベルまで除去するのは非常に困難です。複数の対策で徐々に硫化水素を減らしていくことが良いとおもいます。


「硫化水素」の除去なら私たちにご相談ください。