干渉ガス
以前、センサーの話で干渉ガスについて記載しました。
検知管で測定して硫化水素が出たので、「対策を!」というお客様がおられました。プロセスを聞いていいると、本当に硫化水素なの?という点があり、硫化水素特有の「たまごの腐った臭い」もしていないそうです。
測定した検知管の種類を確認すると、「二酸化イオウ」が干渉ガスにあがっていました。
プロセスから考えると「二酸化イオウ」のほうがあやしく、「マッチの擦った臭い」がしませんか?と聞くとそんな臭いがするとのこと。
おそらく、「二酸化イオウ」だと思いますと回答。
その後この案件は「このフィルターは 二酸化イオウ 取れるの?」「取れません」の回答でお話しが終了してしまいます。
せっかく問い合わせを頂いても対応できず残念です。
ガスの種類
センサーにしても、検知管にしても 判っているガスの「濃度」を測定るものだと思います。
ガスの種類を判別するのには「分析」が必要で、濃度センサーや検知管で判るものではないと思っているのですが なかなか伝わらない。何で判別するの?といわれるとガス分析なら「ガスクロマトグラフィー」などが一般的なのでしょうが簡単に購入できるものでもないですし、簡単には「臭い」ですが、「電子機器の腐食対策」というレベルの濃度になってくると「ガスクロマトグラフィー」や「臭い」でもうまく判別できないです。
一定期間金属片を暴露させ、分析するのが一般的になってくるのですが、お客様の工程によっては常に発生しているわけではない場合もあるのでなかなか難しいです。
分析が専門ではないので、確実な結果は出せませんが、「弊社のフィルターを使って、お客様の工程が改善される」ことが目的なので できる限りアドバイスはさせていただきます。なにか硫化水素でお困りの際はご連絡ください。