硫化水素が除去できない原因(循環型編)

循環型のコンセプト

弊社の循環型脱硫装置(硫化水素除去装置)は名前の通り循環させることで、硫化水素を除去していきます。

そのため、1回フィルターを通すだけでは濃度を十分下げることができません。

コンセプトを理解していただけていない場合、十分な効果を発揮できていない可能性が高いです。

換気扇付きの部屋

部屋用のF80Lの例でお話します。(PK-miniCなど制御盤用の場合が「部屋→制御盤」「換気扇→ファン」と読み替えてください。)人が活動する予定の部屋にはほぼとんどの場合換気扇がついていると思います。人が快適に過ごすための設備ですが、硫化水素を除去する場合はできればなくしたい設備です。

例えば私がいつも仕事をしている部屋です。3m*6m*h2.4m=43.2㎥になります。選定するとしたら「40㎥を超えているのでできればF80Lを入れていただくと安心です。」と言うと思います。換気扇などついていませんか?と確認します。

天井に1個ついています。型落ちなので正確な風量は不明ですが、現行機だと、3㎥/minくらいになります。最大だとこの量の硫化水素を含む空気を取り込むことになります。

そのため、硫化水素を除去する傍ら硫化水素を取り込むので、下がりきることが難しくなります。除去能力が上回れば下がりきる可能性はあります。小さいボックスで以前実験しているので合わせてみていただければ、と思います。グラフはその時の結果です。1.7ppmが1.6ppmmまで下がっただけで、あまり効果がありませんでした。

密閉の悪い部屋

換気扇がついている部屋以外でも、密閉が悪い部屋では下がりきらないことが多いです。特に扉の外が屋外で濃度が高い場合など、風が吹くだけで、外気が入り室内の硫化水素濃度が上がることがあります。

扉、窓が密閉するように作られていない隙間がある場合があります。窓ならテープで隙間を埋めてもらうなどがお勧めです。

工場の電気室の場合、入線口から硫化水素が侵入する場合があります。気づきにくい例ではステップフロアの下に大きな穴が開いている場合や盤内の配線口からの侵入などもあります。

特殊環境

大気中で使っていただく場合はあまり気にする必要がないのですが、特殊な環境では性能の低下がります。

コルラインは反応に「水」が必要です。空気に湿気があることが前提です。そのため、ドライ環境(とても湿度が低い環境)では性能が著しく低下します。

また、再生反応には「酸素」が必要です。酸素がない場合は再生できないため寿命が著しく低下します。

弊社のコルラインでうまく硫化水素が取れなかった例を挙げました。事前に「こんな環境で使うよ」ということを教えていただければ対応できるできないを回答いたします。まずはお問合せください。

硫化水素で困ったときはご連絡ください。