製紙工場での使用例
硫化水素の発生
製紙工場では再生紙を作る際、原料の古紙を一度ドロドロに溶かしてから使用します。ドロドロ溶かした古紙にpH調整等のため硫酸や硫酸バンド等を添加します。その後タンクなどで貯留中に硫酸塩還元菌により硫化水素が発生します。
右図でいうと「人為的な硫酸イオン大量投入」=「硫酸・硫酸バンド」が「硫酸塩」となり、硫酸還元菌により「硫化水素」が発生します。
製紙工場では製造工程で発生した「硫化水素」が工場全体に広がっている場合が多く、発生源から離れた個所で硫化水素の被害が発生している場合もあります。
電気室で使用
制御盤などを集めた「電気室」で使用していただいています。制御盤には冷却用のファンがついているため、「PK-miniC」で個別に硫化水素を除去することができませんでした。そこで「F80L」を数台置いていただき、部屋全体の硫化水素の除去をしました。
計器室で使用
各工程の状態を示す計器類が多く置かれた「計器室」でも「F80L」を使用していただいています。人の出入りがあるため、「ゼロ」とはなりませんでしたが、軽減されていることを理解していただき導入となりました。
硫化水素がゼロではないため、腐食はあるとおもわれますがトラブル発生までの期間は伸ばせるとの判断でした。
部屋全体の軽減と合わせて、ファンのない盤内には「PK-miniC」を設置いただければより効果が見込めます。
排水処理工程で使用
工場から汚い水を外部に出さないため、自社で排水処理工程を持っておられる場合、排水処理工程で特に多くの硫化水素が発生する場合があります。
盤に冷却ファンなどがない場合「PK-miniC」を盤内に設置していただければ硫化水素の軽減が見込めます。
また、盤用クーラーなどと兼用することで「PK-miniC」が使用できるようになります。
他にも「GC-320」とファンを使っていただくことで盤内を陽圧にすることも可能です。
そのほかでも
製紙工場の例として挙げていますが 他業種でも工程内で「硫化水素」が発生するところはあると思います。もし、硫化水素で困っておられるのでしたら一度私たちに問合せをしてみてください。
硫化水素で困ったときはご連絡ください。